13年第5号

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2001(平成13)年9月13日(木)発行
飲む・打つ・食べる・踊る
 地蔵盆 大盛況でした…
 盆おどりが大盛況に終わりました。飲み物以外にカキ氷、ヤキトリ(予定外の焼きガニも
ありました)など、大人も子どもさんにも期待があったようです。毎年和田山や宿南の地蔵
盆に出かけていた方も、ことしは地元行事に参加していただいたようです。同級生を訪ね
高柳、九鹿からやってきた高校生もありましたし、これまでになく社宅、アパートにお住ま
いの方の顔が見られたこともうれしいことでした。
 企画、準備など、役員・婦人部の皆さん以外に子ども会の6年生保護者の方、自主的に
手伝っていただいたボランティア・スタッフにもお力添えをいただきました。スタッフの一人
から、「イベントに参加するより、自分もつくったという意味で、これまでよりビールがうまい」
という声が聞かれ、今も耳に残っています。
 揃いの浴衣で踊っていただいたグループもあり、賑やかなひとときを楽しむことができた
と思います。ありがとうございました。


町民運動会 順位はともかく… 
老いも"若き"も大声援
 暑くもなく、しのぎやすい9月2日、町民運動会が終わりました。みんな一生懸命、そし
て翌日に疲れが残らない程度に、各自コントロールしていただき、ケガのなかったことが
何よりです。
 長寿リレーの決勝に進出した男子チームの応援には、1歳7ヶ月の応援団長がリードし
てくれました。女子チームは編成が危ぶまれましたが、婦人部の皆さんのご努力もあって
予選に出場。惜しくも敗れましたが、期待をもたせてくれたシーンもありました。


八鹿町社協の不祥事
大森区は社協会費を凍結
 過日、全戸配布いたしました八鹿町社協会長名の「今回の不祥事のお詫びと今後の対
策」、また8月末の新聞報道でご承知のことと思いますが、この件について、大森区では
社協会費の納付を凍結(資産の移動禁止)しました。
3月、内部調査で発覚
 今回の不祥事は社協内部の調査で発覚し、3月31日付で前事務局長が依願退職。
以後内部調査をしてきたが、調査には限界があった。社協では、8月24日の理事会で協議
し、元局長並びに前局長を「公金流用」で告発することとし、8月30日開催の評議員会へ提
案した。内容概略は次の通り。
@ 元局長は、定期預金していた地域福祉基金約2,200万円を中途解約し、自己宛小切手
  で払出す。裏書は同人が記名。また別の定期証書を担保に事務局長として2,100万円
  を借入れ(前局長も深く関与している疑いあり)、私的流用した疑い(その後一括返済され
  た模様)。
A 前局長は、公金の普通預金口座から2度にわたり計40万円を払出し、うち20万円は入
  金したが、残り20万円が不足となっている(局長名の口座で個人印登録。新聞報道の
  あった8月29日、残額は銀行に入金された)。
B 前局長は、前会長の個人印を無断購入し、決済に使用するなど八鹿町社協の名誉と
  信頼を損なった。
 評議員会は2人の告発を議決しました(区長は評議員として、また大森区の方では竹浦
議員が議会選出の理事として出席。理事は執行部であり議決権はない)。評議員会での
発言者はわずか数人でしたが、多くの質問・意見が繰り返されました。「告発が受理され
た場合、前役員なども事情聴取があって迷惑をかけることになり、また書類の押収で仕事
の停滞も予測される。慎重な審議が必要」という慎重論もありました。
 区長は、「社協組織は必要だが、会費を納めてきた町民が主役で、町民に信を問うため
に告発は当然」とし、「告発するか否か。いずれにせよ、大森区の本年度社協会費は凍結
する。共同募金は国民に浸透しており、区長として区民へ協力を求める」と発言しました。
 これについて、9月8日の大森区役員会で経過報告を行ない、了承を(事後承諾)得ました。
凍結理由  1)今回の不祥事は平成9年頃から始まっている。事務局長主導で運営さ
         れ(会長は非常勤。他町でもほぼ同様に運営しており、ルールとモラルが
         あれば不祥事はなかった)、会長への報告は遅く、さかのぼっての決済と
         いう体質が長く続いてきた。
        2)内部調査による限界は早期に分かっていたはず。6ヶ月近くを経て評議員
         会に上程したことで、社協本来の活動は停滞している(9月12日朝の時点
         で、評議員会の議決後12日を経過したが、「告発手続きが済んだ」という話
         も聞かれない)。
今後の考え方(案)
以下は、凍結後の区長私案で、役員会に今後の検討事案として報告したものですが、皆
さんのご意見をお聞かせいただくため、紙面でお知らせします。
1. 凍結は今後の社協の取り組みを見ながら解除・納入する(町社協は必要という認識か
   ら)。
2. 大森区でも少子高齢化、過疎化が進んでおり、今後身近な所での支えあいの必要が
   あることから、大森区社協及び大森区善意銀行をつくる。
3. 社協会費は大森区社協で集め、その一部(例えば2割程度)で運営し、残りは町社協へ
   納入する。
4. 善意銀行への寄付金等がある場合、その一部を区社協活動費として納め、残りは町善
   意銀行へ寄付する。
5. 善意銀行の設立により、葬式の際の出費を押さえ(簡素化)る。
※「社協会費は払わない」という区が出てきたと聞きますが、区長間で合議したものではあり
ません。大森区は「払わない」のではなく、「凍結」です。

八鹿町社協問題
  大森区が会費凍結
 八鹿町社会福祉協議会前事務局長の告訴問題をめぐり、同町大森区(西村礼治区長、百二
十戸)は二十一日までに、今年度社協会費十三万円の納入凍結を決めた。
区長は社協評議員。凍結理由を「社協のモラルの低さが不祥事を招いた。内部調査は二月か
ら行われており、報告が遅い。八月三十日に告訴を決めたが、まだ告訴状が出てない」として
いる。
今後は社協の取り組みを見ながら会費凍結の解除、納入。大森区社協や同区善意銀行設立
も検討する。(平成13年9月22日付神戸新聞但馬版より)